ダンスの習い事を探しています。費用や衣装代はどのくらいかをまとめてみました。

中学校からの必須教科となったことで注目を浴びている「ダンス系」習い事。

特にこの数年はカルチャーセンターでキッズ向け講座が新設され、従来のバレエの他にヒップホップやフラダンスなど選択肢も増えてきました。

ダンスは発表の場も多く、華やかなイメージがあるので子供たちにも大変人気な習い事ですが、親御さんやおじいちゃんおばあちゃんからも習わせてみたいお稽古としても注目されています。

特に必須科目になった今さらに人気が出てきているのも納得できますね。

そんなダンスですが、費用や衣装代はどうなのでしょう?親としては一番気になる、避けて通れないところですね。

始めるためにそろえなければないないお道具一式にかかるお金や、入会金にお月謝、発表会費用といった各スクールごとに大きなばらつきのあるものまで。

今回はスクールでかかる費用や衣装代など気になるお金についてまとめてみました。

ダンス必修化の目的は「コミュニケーション能力の向上」

ところで今なぜダンス必修化なのでしょう?

ダンス必修化の大きな目的のひとつに「コミュニケーション能力の向上」が挙げられています。

ダンスをするとなればまず思いつくのは、音楽に合わせて指定された振り付けを間違いなく真似る(披露する)ことなのですが、学校教育での目的は違うのです。

同じ規律(音楽リズム)を守りながら全体の動きに合わせて自分に与えられた役割(振り付け)を果たすこと=コミュニケーション能力の向上と理解されています。

安価に始めることができる!ウエアとシューズの購入

ダンス教室でレッスンを受けるために必要なお道具類はあまり高価なものはありません。

スタジオのフロアで滑らないため、また、バラエティに富んだつま先の動きをカバーできる柔軟性のあるダンス用シューズや、自由な動きや振り付けの動作を妨げないウエア:レオタードやTシャツ、ジャズパンツなどです。

役割さえ果たせばどんなものでも良いとされることが多く、推薦する商品は教えていただけても、必須で購入する必要のなるユニホームなどないところがほとんどです。

またダンス用のシューズやジャズパンツなどネットショップでも豊富に販売されておりますので、忙しくてなかなか店舗まで行く時間がないという方はネットショップで買いそろえてもよいかもしれません。

大人と違い子供は既成サイズ(身長別サイズ)で大丈夫だと思いますので、その点ネットショップはまとめて安く買いそろえることができるためお勧めです。

また、ダンスは習い事の中では始める際のまとまったお金がそこまでかかるものではないので、始めやすいおけいこの一つです。

カルチャーセンターのダンス教室の費用は?

入会金・年会費がそのカルチャーセンターで統一されていて明確です。

お月謝制度のところが多く、月々支払や3ヶ月前納、チケット制などカルチャーセンターごとにシステムが違います。

支払方法も現金、引き落とし、クレジットカード払い可否など様々。

発表会もカルチャーセンター全体でホールの貸し切りや受付業務、ポスターやパンフレット印刷など諸費用をもつため、全体的には比較的安価に習うことができます。

実際に前に子供が通っていたカルチャースクールのバレエ教室では、月謝制で発表会費等の積み立てはなく、カルチャーセンター内での発表会と、その先生が所属しているバレエ団主催の発表会にエントリーすることで、でたい子は出る、といった仕組みでした。

その際の費用は別途必要で衣装代等も含め10万円程度かかるという案内でした。

また出演演目によっても料金が別途かかるというものでしたが、すべて希望性でしたので出ない子もかなりいました。

また、ダンス教室では父母による先生への謝礼が慣例になっていることもあるので、実際に通っている子どもの親御さんに確認しておいたほうが安心ですね。

個人や私立経営のダンス教室の費用は?

先生個人がされているお教室やバレエ団などが経営する本部/支部教室:入会金・年会費の他、設備費、協力費などそのお教室独自の費用を負担する場合があります。

特に大きな団体付属のお教室の場合、発表会は一大イベントとなるため、豪華な舞台装置や本格的な小道具が用意され完成されたショーとしての観覧ができることが大きなメリットです。

このため発表会では参加費に数万円、本格的なレンタル衣装代と、先生への謝礼を含めても数万円~と、子どもの習い事としては高額な方に分類されます。

この辺りは大変重要なポイントとなります。

例えば習い始めて発表会が決まった際に、そんなにお金がかかるうちは出ないという場合。

もちろん発表会の参加は強制ではありませんがせっかくお子さんが頑張って練習してきたのに自分だけ出れないということになってはかわいそうです。

あらかじめ発表会の頻度と、おおよそのかかる金額は確認しておく必要があります。

発表会前には個人準備物が多い!

特に発表会の初回参加の際には、事前準備物の多さにびっくりされるかもしれません。

こだわらなければ100円均一でも購入できる細かな小物が多いですが、実に様々な楽屋小道具を用意するように指示されることも多いです。

例えば、衣装を掛けるハンガー、アップ髪にするためのコーム・Uピン・サイズ指定のアメピン・ジェルなど、メイクで衣装を汚さないためのタオル類など。

そのリストはお教室の先生がリストとして提示されることもあれば、お教室の保護者会が独自にまとめたリストをまわしていただけることもあります。

見えないコスト

発表会での親の手伝い

幼児期の習い事、とくにダンス系お稽古の発表会では、親のお手伝いが前提となります。

発表会当日はもちろん、リハーサルを行うお教室ではそのリハーサルでのお手伝いも必要です。

例えば赤ちゃんがいるご家庭などはあらかじめ確認しておくと安心です。

一日がかりで赤ちゃんを連れて、、ということになると大変ですのでこの辺りはどの程度のお手伝いが必要になるのかを確認しておきましょう。

お手伝いの内容は主に、子どもの着替え、メイク、食事、後片付けなどです。

見えない費用として親子で移動する交通費やお昼ご飯代、待ち時間の子どもおやつ代などがあり、少額ながらも用意が必要な費用です。

また当日は開演前の早朝から、全種目が終わるまでの間、ほぼ丸1日稼働が取られますので事前に確認しておくことが必要です。

発表会の写真やビデオは購入!

発表会では可愛い我が子の姿をたくさん残したい!と思いますよね。

気を付けたいのは、お教室により発表会での撮影が禁止されていることがあるということです。

発表会にはお教室が契約したプロフェッショナルなカメラマンやビデオカメラマンが配置されており、とてもクオリティの高い写真や映像を有料で手に入れることができます。

たいていは発表会前に発表会ビデオの申し込み希望の有無が確認されて、後日先生からお手渡しでいただく形になります。

お写真や動画に関して、発表会舞台上での撮影が禁止されているだけで、控え室での様子や、衣装を着た状態で通路などの発表舞台以外で撮影や動画を撮ることは問題ないとされていることが多いです。

この辺りも事前に確認しておくとよいかもしれません。

さいごに

ぜひご家庭にあった費用感で始められてはいかがでしょうか!

ダンスお教室は、習い始めるお道具の種類が少なく上手く選んで数千円台に抑えられ気軽に始めやすい反面、年に1度の発表会にかかる費用はお教室経営主体により大きく異なってきます。

中学校からの必須教科になったダンスですが、お子さまが幼児期から始める場合にはご家庭として何を目的に始めるか?をはっきりさせることがまず初めの一歩かもしれません。

費用差が出やすい発表会関係の費用は、お教室パンフレットやホームページにはっきり記載されていることはまれですので、見学時にしっかり聞かれるか、在室されているお子様の保護者に聞かれることをおすすめいたします。

ダンスは習い事の中でもきらびやかで、お子さまはもちろん、発表会を観覧する親御さんやおじいちゃんおばあちゃんにも大変楽しみが多く、子供の成長に目を奪われる素敵な習い事です。

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